道院紹介
2013年11月1日 設立
道院長 丸山 英人
新潟曽野木道院は、新潟市江南区曽野木地区を拠点とし 2013年に設立された比較的新しい道院です。拳士のみんなが、力(技法)を習得し、精神(勇気、正義感)を養うことで、自信を持って行動ができ、充実した生活を送れることを目指しています。
道院での練習は、丸山道院長の優しい人柄もあり、明るく楽しい雰囲気で練習を行っています。半数は道院近隣の拳士ですが、もう半数は他市町村から通っています。中には丸山道院長の指導を求めて60kmの道のりを通う拳士もいるほどです。
少年部は、小学校1年生から小学校6年生までの男女が在籍し女子が多いのが特徴です。一般部は、中学校1年生と30代から40代の男女が在籍しております。大学少林寺拳法部から続けているベテラン拳士から40代から始めた初心者までが、それぞれの体力に応じて無理なく練習をしております。
道院長挨拶
道院長 丸山 英人
大導師 大拳士 五段
戦後の混乱期、荒れ果てた日本を見て立ち上がった男がいました。少林寺拳法の開祖、宗道臣その人です。開祖は、戦時中のあらゆる悲惨な体験から法律も軍事も政治のあり方も、リーダーとなる“人の質”にあることを悟り、帰国後、志のある青少年を集め、道を説いて祖国復興に役立つ人間を育てようと決意されました。しかし、暴力が横行していた当時の若者は理想論だけでは付いてきません。そこで開祖は、香川県多度津町において、自分の身体と心を養いながら、他人とともに援け合い、幸せに生きることを説く「教え」と、それまで中国で学んだ武術や武道を整理し編み出した「技法」、そして、その教えと技法を遊離させず、相乗的なスパイラルとして機能させる「教育システム」が一体となった少林寺拳法を創始されました。少林寺拳法は、勝敗を求めるだけの武道ではなく、人づくりによる国づくりという一人の志から始まった人づくりの行”なのです。少林寺拳法は、可能性を信じて自分を高め続けられる人、周囲の人々と協力して物心両面にわたって豊かな社会を築くために行動できる人を育てることを目的にしています。
私は、新潟JC(新潟青年会議所)在籍中に少林寺拳法の門を叩きました。JC活動では学びもありましたが辛いことも多くありました。19年間続けられたのも少林寺拳法の教えを学んでいたからだと思っています。私の人生の目的は、自分の地域、そしてこの国を少しでも良くすることであり、JCを卒業したこれからは、少林寺拳法の道院長として、社会へ恩返しをしていきます。
人間は生まれながらに、どのようにも成長してゆける可能性を秘めています。その可能性を引き出し、気付かせ育み、子どもが夢を持ち、大人は志を持つ国へ。そして、慈悲心に溢れた国にするためのリーダーを育てる道院を目指していきたいと思います。